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Dr.林の 高齢者救急・急変お助け本 ─高齢者が好きになる

大笑いしながら学べること請け合い!高齢者を診るのが楽しくなります。

定価:5,280円
(本体4,800円+税)

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編著: 林 寛之(福井大学医学部附属病院 総合診療部 教授)
判型: B5判
頁数: 288頁
装丁: カラー
発行日: 2021年03月22日
ISBN: 978-4-7849-4699-0
版数: 1
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると,本書の全ページを閲覧できます)

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超高齢社会の日々の診療は、高齢者を上手に診られてナンボ!
知らず知らずアンダートリアージしてませんか。所見がビミョー?話が通じない!?系統立った評価の仕方がわかれば大丈夫!
知らなきゃモグリの鉄板の名言から新作格言まで満載。お初の皆様はもちろん,林先生ファンの方にも手に取って頂きたい1冊です。
あの先生も,この先生も…!頼もしい執筆陣でお届けします。

目次

総論:高齢者救急のTips & Pitfalls
1.曖昧な訴えの高齢者のコミュニケーションTips
2.高齢者ならではの疾患を知っておこう

救急外来編
1.意識障害:急に呆けた?
2.ショック
3.一過性意識障害:ホントに失神なの?
4.頭が痛い
5.胸が痛い
6.腹痛:お腹が痛い
7.息切れ
8.転んだ!骨折
9.サルコペニア
10.ホントに呆けた?
11.高齢者の感染症
12.結核を疑ったら
13.血液サラサラ飲んでいる?
14.ポリファーマシー
15.高齢者虐待
16.高齢者の外傷

病棟編
1.術後発熱,入院中の発熱
2.せん妄
3.安全に地域に返すには

緩和救急編
1.緩和患者がやってきた
2.絶対知っておきたいがん患者のABC
3.ACPの必殺技!

在宅編
1.在宅急変を予想する
2.在宅診療のTips
3.多職種連携の裏技

会話を弾ませるコミュニケーション


column
健康長寿のアドバイス
咬舌と失神と痙攣
お風呂と失神
心筋梗塞?.本当はSAH!
慢性硬膜下血腫に外傷歴の有無は不要!
心血管性失神
楽しく話す「骨そそそ……(骨粗鬆症)」
高齢者は松葉杖の使い方がヘタクソと思え!
REBOAまたはIABOって知ってる?
エンドオブライフケアが必要と判断したとき

目次

総論:高齢者救急のTips & Pitfalls
1.曖昧な訴えの高齢者のコミュニケーションTips
2.高齢者ならではの疾患を知っておこう

救急外来編
1.意識障害:急に呆けた?
2.ショック
3.一過性意識障害:ホントに失神なの?
4.頭が痛い
5.胸が痛い
6.腹痛:お腹が痛い
7.息切れ
8.転んだ!骨折
9.サルコペニア
10.ホントに呆けた?
11.高齢者の感染症
12.結核を疑ったら
13.血液サラサラ飲んでいる?
14.ポリファーマシー
15.高齢者虐待
16.高齢者の外傷

病棟編
1.術後発熱,入院中の発熱
2.せん妄
3.安全に地域に返すには

緩和救急編
1.緩和患者がやってきた
2.絶対知っておきたいがん患者のABC
3.ACPの必殺技!

在宅編
1.在宅急変を予想する
2.在宅診療のTips
3.多職種連携の裏技

会話を弾ませるコミュニケーション


column
健康長寿のアドバイス
咬舌と失神と痙攣
お風呂と失神
心筋梗塞?.本当はSAH!
慢性硬膜下血腫に外傷歴の有無は不要!
心血管性失神
楽しく話す「骨そそそ……(骨粗鬆症)」
高齢者は松葉杖の使い方がヘタクソと思え!
REBOAまたはIABOって知ってる?
エンドオブライフケアが必要と判断したとき

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序文

高齢者救急って実はなかなか面白い。
そうは言っても困難な要素も多いのが本当のところで,どことなくモヤモヤしていないかな?訴えも曖昧で,合併症や致死率も高い。生理的機能低下から来る病態も多く,社会的要素も複雑に絡んでくる。一つの共通解がない高齢者医療こそ,腰を据えてオーダーメイドで不確実性と付き合う,医療チームの腕の見せどころなんだよね。
目の前に80歳の妙齢(?)の女性がいたら,20歳の娘が4人合体したようなものと思えば,ハーレム状態!?(ンなわけない!)・・・なぁんて阿呆なことを妄想しながら,実のところその人のしわは年輪を重ねて,味のある人生の美しさを放っているではないか。人は年相応の年輪を重ねていくことに,その人の美しさがあると思わない?オ-ドリー・ヘップバーンも八千草薫もいい味出してたよねぇ。物忘れが多くなったのは,楽しいことだけを覚えていたいから。ものが聞こえなくなってきたのは嫌なことを聞き流す能力に長けてきたから。なんでも一人でできなくなったのは,助け合いの精神を後進たちに伝えたいから。年を取るって素晴らしい。もちろん,我々も通る道なんだよ。
高齢者救急の系統立った評価の仕方さえわかれば,あなたも高齢者診療が楽しくなるのは間違いない。「わからないから怖い,敬遠する」というのは,被曝医療然り,COVID-19対応然りで,自然な自己防衛反応なんだけどね。でも正しい知識と仲間と心意気があれば,人生の先輩たちと過ごす時間は,医療を超えて貴重で楽しいものになる。勉強だって解法がわかると楽しかったでしょ?
現場で活躍中の強力な執筆陣による本書を読んで頂ければ,非典型例の診断治療のみならず,フレイル,サルコペニア,高齢者総合的機能評価(CGA),Advance Care Planning(ACP)を考慮し,生活背景や在宅支援にも配慮できるようになり,素晴らしい医療チームができあがるはず。あなたの周囲は様々なキャラ立ちした強力な仲間だらけ。みんなで頑張れば,相乗効果で,さらにうまくいくようになる。『ONE PIECE』®(少年ジャンプ)だって一癖も二癖もある様々なキャラクターが関わるから面白いんだもの。人生は「競争」ではなく,「凸凹上等の旅」であると,目の前の高齢患者さんが教えてくれる。そんな人生の先輩にLove & Respect!
高齢者救急に日夜精魂込めて相対している心優しい皆様の少しでもお役に立てばと心から祈って,本書とエールを送る。ガンバレ~!!! はい,ご唱和お願いします, “Love & Respect!”


林 寛之 拝

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正誤情報

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

・ 22ページ II-1 急にボケた?背後の急性疾患に注意!!

下から3行目

【誤】ショック指数(収縮期血圧/心拍数) 【正】ショック指数(心拍数/収縮期血圧

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・ 55ページ column 心筋梗塞?本当はSAH!

上から5行目

【誤】頭痛や後傾部通後頸部痛?が主訴であれば, 【正】頭痛や後頸部痛が主訴であれば,

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・ 71ページ II-6 高齢者の腹痛

本文 上から11行目(3「血流が少ない─虚血性腸炎,腹部アンギーナ」の本文3行目)

【誤】急な絞られるような軽度~中等度の左~左下腹部痛にな, 【正】急な絞られるような軽度~中等度の左~左下腹部痛にな

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・ 199ページ III-3 安全に地域に返すには

本文 上から4行目

【誤】指導医:「なんのためにリハリビをしているのかな?自宅退院のため?」 【正】指導医:「なんのためにリハビリをしているのかな?自宅退院のため?」

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