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冠攣縮性狭心症

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
高橋 潤 (東北大学大学院医学系研究科循環器内科学講師)
下川宏明 (東北大学大学院医学系研究科循環器内科学教授)
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  • ■疾患メモ

    冠攣縮性狭心症は,心外膜側を走行する冠動脈の異常収縮により血管内腔が狭小化し,血液の供給異常を主体として一過性の心筋虚血を生じる(supply ischemia/primary angina)と考えられる。

    多くの場合,先行する血圧や心拍数の上昇などの心筋酸素消費量の増大を伴わないことから,労作性狭心症に代表されるdemand ischemia/secondary anginaとは区別される。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    冠攣縮性狭心症の胸痛発作は,以下の特徴を示すことが知られている。

    硝酸薬により,速やかに消失する。

    夜間から早朝にかけて,安静時に出現する。

    早朝の運動能の低下といった日内変動が認められる。

    過換気により誘発される。

    カルシウム拮抗薬により発作が抑制される。

    【検査所見】

    発作時の心電図所見上,12誘導心電図で関連する2誘導以上における一過性の0.1mV以上のST上昇,または0.1mV以上のST下降か,陰性U波の新規出現が記録された場合に冠攣縮性狭心症と診断される。

    病歴,発作時の状況に加え,心臓カテーテル検査におけるアセチルコリンやエルゴノビンを用いた冠攣縮薬物誘発試験や過換気負荷試験において冠攣縮が誘発された場合に冠攣縮性狭心症と診断される。

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