株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

医療従事者の声の大きさはどのくらいが適当か?【患者の状態に合わせたボリュームで話すのは当然のこと。不要なときに大声を出さないよう注意】

No.4896 (2018年02月24日発行) P.58

三田村 薫 (コミュニケーションオフィス3SunCreate代表)

登録日: 2018-02-22

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医療機関のスタッフの声が普段から大きいと感じます。難聴や認知症の高齢者に話しかけるときの声の大きさが習慣になったためと考えますが,この判断は合っているのでしょうか。また,この状況について心理・社会的不都合はないか,あるいはむしろ患者─スタッフ間のコミュニケーションにとって望ましいことか,どのあたりに判断基準を置けばよいと考えられるか,お教え下さい。

(富山県 N)



【回答】

医療機関で医療や事務に従事している職員は,普段から高齢者や認知症の方と話すためか,声が大きくなる傾向にあります。実際に,ナースステーションで話す看護師の話し声や笑い声に対し「大きい!」「うるさい!」「病気で辛い思いをしているのに!」「患者個人の情報が筒抜け!」などのクレームが発生する場合もあります。

このような,守秘義務違反や個人情報保護という感覚が欠落している場合は,もちろん問題ですし,注意が必要です。ただ,患者の状態に合った「伝わる話し方」をするのは医療従事者として当然のことであり,望ましいコミュニケーションと言えます。

つまり,業務中の必要な「大きな声」は望ましいけれど,不要な「大きな声」はクレームの原因となる可能性があり,注意が必要だと言えます。

【回答者】

三田村 薫 コミュニケーションオフィス3SunCreate 代表

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top