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「朝フル・まご和食」のすすめ[炉辺閑話]

No.4889 (2018年01月06日発行) P.92

上瀬英彦 (上瀬クリニック院長)

登録日: 2018-01-06

最終更新日: 2017-12-22

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私は2008年、『「フル・和食」のすすめ』(文芸社刊)を出版した。それから早10年が経つ。伝統的な和食文化の継承とエドワード・ハウエルの提唱する酵素栄養学をドッキングさせた食で、「生活習慣病の予防食」と位置づけた食である。もちろん、この食の実践者の第1号と2号は私と家内である。

ある先生から、フル・和食とはオール和食という意味か?と尋ねられた。「いえ、先生フルは果物のフルです。フルと和食の間に・が入っていることでall和食という意味ではありません」と返答をした。後で考えてみると紛らわしい命名だと反省した。その後は「朝フル・まご和食」で行くことに決めた。念のためにまご和食とは、豆・ゴマ・ワカメ・野菜・魚・椎茸・芋、つまり伝統的な和食の食材である。「朝フル・まご和食」は糖尿病にもきわめて効果があることがわかり、予防食は治療食であることがわかった。

初診時HbA1c 8.0%未満ならほぼ全例が正常化し、10%超でもきちんと遵守すれば3カ月で正常化が可能である。中には7%当たりで止まってしまう人もいるが、ほとんどは「朝フル・まご和食」を遵守していない方と思われる。糖尿病への効果を実証してくれたのは大学の同級生の友人である。彼は以来10年以上にわたりHbA1cは5%台である。ちなみに、発症時のHbA1cはNGSPで8.6%であった。もちろん、薬剤は一切使用していない。

一般的に、糖尿病は進行性のβ細胞機能低下症で、不治の病とされる。治らない病気と言われ、モチベーションが上がる人はいない。きちんと食に取り組めば薬なしで糖尿病は治ります、自分で治せます、というと、ほとんどの人は目付きが変わる。そして、当院では実際に多くの糖尿病患者さんが「朝フル・まご和食」に取り組んでHbA1cを正常化している。

昨年秋、私は、カロリー制限でもなく、糖質制限でもない第3の糖尿病食として、『朝フル・まご和食』を出版した。

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