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循環器内科研修中に担当した心原性脳塞栓症[プラタナス]

No.4871 (2017年09月02日発行) P.3

橋本洋一郎 (熊本市民病院首席診療部長・神経内科部長)

登録日: 2017-09-01

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  • 学生時代から神経内科になると決めていたが、general physician(GP)志向も強かった。医学部6年生時に鹿児島大学第3内科の井形昭弘教授(神経内科)から「高い山の裾野は広い」と言われたが、当時、その意味が理解できなかった。1981年に医師になり、熊本大学第一内科に入局した。神経内科とともに呼吸器内科、循環器内科、消化器内科のある大講座で幅広く内科研修を受けることができた。途中で循環器内科も専門にしたくなり悩むことになった。

    研修2年目に済生会熊本病院循環器内科で研修中に、心房細動のある脳梗塞症例にウロキナーゼが投与され、昏睡になった心原性脳塞栓症(図:昔のCTで、向かって右が右側で上からみた画像)の患者が入院してきて、担当することになった。家族に「命だけでも助けてください」と言われ、脳外科の先生に外減圧を依頼に行ったが、「助けるためだけの治療はしない」と言われ、内科治療を継続することになった。結果的には車椅子でリハビリテーション専門病院に転院できるまで回復した。本症例が脳卒中を専門とする神経内科医(stroke neurologist)を目指すきっかけになった。

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