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大阪最後の(?)芸者さん遊び [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(95)]

No.4800 (2016年04月23日発行) P.71

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-26

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  • かつては大阪にもたくさんの芸者さんがおられたけれど、いまや10名程度と絶滅危惧状態らしい。そのうちのお一人、別嬪の踊りのお師匠はんがちょっとした知り合いである。お、やるやないの、と思われるかもしれないが、後期高齢者であることをまずお断りしておきたい。

    そのお師匠はんにお願いして、大阪市内の料亭で芸者さん遊びをすることに。芸妓さんが4人に、踊りのお手伝いさんが2人、計6人が、我々十数名のお客さんの相手をしてくださった。どうなることかと思ったけれど、さすがは年季の入ったお姐さんたち、ほんまに楽しませてくれはりました。

    お酌に始まって、踊りを見せていただく。それから、芸者さんと「金毘羅船々」をはじめとしたいろいろなお座敷遊び。ちょっとお色気がある遊びもあって、爆笑の渦。女性の参加者もおられたけれど、からっと笑える程度のいやらしさ。

    ほんまにええもん見せてもらえて、思いっきり楽しませてもらえた。芸妓さんたちも「久しぶりのお座敷なんで」と喜んで大サービス。三味線、地唄、踊り、どの姐さんたちもさすがの芸でありました。

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