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超稀少疾患としての寄生虫病(所 正治)[プラタナス]

No.5211 (2024年03月09日発行) P.3

所 正治 (金沢大学医薬保健研究域医学系国際感染症制御学教授)

登録日: 2024-03-09

最終更新日: 2024-03-05

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  • 症例はエチオピア人の35歳男性。消化器内科から、慢性の水様下痢を伴う体重減少(6カ月で6kg減)の原因精査を目的に、糞便、骨髄穿刺液が寄せられた。途上国からの訪日外国人ということなので、糞便の直接鏡検での虫卵検査を実施したが寄生蠕虫は検出されず、また、ヨード染色による原虫の評価でも腸管寄生原虫は検出されなかった。一方、骨髄穿刺液塗抹検体のギムザ染色では、マクロファージの細胞質内に無数の無鞭毛型が認められた(写真)。寄生虫学者としてのわが生涯で唯一の内臓リーシュマニア症(カラアザール)の症例である。

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