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第3期医療費適正化計画における特定健診・特定保健指導実施率と医療費適正化について

No.5146 (2022年12月10日発行) P.54

馬場園 明 (九州大学医学研究院医療経営・管理学講座教授)

岡本悦司 (福知山公立大学医療福祉経営学科教授)

登録日: 2022-12-12

最終更新日: 2022-12-06

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  • 第3期医療費適正化計画において,特定健診実施率の全国目標(70%以上),特定保健指導実施率の全国目標(45%以上)を達成できるでしょうか。また,特定保健指導によって医療費の適正化は可能と思われますか。福知山公立大学・岡本悦司先生にご回答をお願いします。


    【質問者】

    馬場園 明 九州大学医学研究院医療経営・管理学講座 教授


    【回答】

    【計画期間内の目標達成は困難。医療費適正化は重症化予防にシフト】

    将来の見通しは過去の実績より判断するしかありません(表1)1)。特定健康診査・保健指導の実施率はともに着実に上昇しつつありますが,2020年度には初めて低下しました。これはコロナ禍による影響と考えられ,2021,22年度はさらなる悪化も予想されることを考慮すると,計画期間最後の2023年度での目標達成は困難と言わざるをえません。懸念されるのは,特定健診受診者に占める該当者・予備群の割合が,近年では逆に増加していることです。メタボリックシンドローム(メタボ)該当者や予備群が本当に減っているのか,改めて検証する必要があるかもしれません。

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