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野鳥を撮る[炉辺閑話]

No.5045 (2021年01月02日発行) P.101

広岡孝雄 (奈良県医師会会長)

登録日: 2021-01-05

最終更新日: 2020-12-28

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今、世の中は新型コロナ感染症の流行で、国や医療界そして国民の多くが心配し、新型コロナの収束を期待しています。ワクチンの進展に一喜一憂し、1年延期になったオリンピックやパラリンピックの開催にも大きく影響を与えそうです。ウイルスを抑え撃つ特効薬は今のところはありませんが、ウイルスの正体が少しずつわかり、その対処法もわかり出しました。収束まで2~3年かかると専門家が言っていますが、この小さなウイルスが全世界を恐怖のどん底に引きずり込んでいるわけです。新型コロナ感染症については話しても切りがありませんので、ここでは野鳥の話をしましょう。

私は日本の風景写真を撮り歩いていました。朝暗いうちに起き、現地に行き三脚を立て、朝日の変わる景色を写真の一コマに収めることを趣味としていましたが、奈良県医師会会長になってからは医師会員のためにもこのようなことができなくなりました。

4年ほど前に野鳥の詳しい方から、少しの時間で早朝起きなくても、いろいろな鳥を写真に収めることができますよと告げられ、まずカワセミ撮りに連れていって頂きました。小さな鳥ですが鮮やかなブルーを纏った素晴らしい野鳥です。目の前の杭に止まり、餌を取るために川面に飛び込む姿を写真に辛うじて収めることができましたが、敵は素早く景色のように朝日の具合でゆっくりと撮る訳にはいきません。飛び込む瞬間を写すには、カメラワークをしっかりとし、さらに機敏性が求められます。これは、と自信を持って言える写真はできていませんが、いずれ撮れると思っています。中々敵は手ごわく、左と思えば右に飛び、中々フレーム内でピントも合った写真が撮れないでいます。

奈良県が中心ですが大台ヶ原にも何回か出かけ、コマドリやミソサザイ、カケス、アカゲラなどを写しました。また、ルリビタキやキビタキ、ジョウビタキなどの小さな野鳥が身近にいます。自然の営みが黙々と続いているのでしょう。新型コロナ感染症に疲れたら、身近にいる鳥たちからの安らぎはいかがでしょうか。

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