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今回は「難易度★★★」房室伝導の“細渡り”的な状況を理解する[“すきドリ” すき間ドリル! 心電図~ヒロへの挑戦状~(49)]

No.5042 (2020年12月12日発行) P.9

杉山裕章 (京都府立医科大学附属病院循環器内科)

登録日: 2020-12-11

最終更新日: 2020-12-09

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60歳,女性。好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(Churg Strauss症候群)に対し,プレドニン内服中。心疾患既往はなし。約1週前より発熱および関節痛あり。本日,自宅内で意識消失し,転倒・受傷したため,自身で救急要請し,来院。トリアージ問診中に「意識を失いそう」と発言した直後に痙攣あり,一時的に応答不良となる。その後に記録された心電図を示す(図1)。過去記録はなし。体温38.2℃,血圧82/54mmHg,脈拍77/分・整,酸素飽和度(SpO2)96%。

以下のうち正しい心電図診断を選べ。

① 心室期外収縮
② 心室副収縮
③ 心室内変行伝導を伴う心房期外収縮
④ 高度房室ブロック
⑤ 完全房室ブロック
⑥ 交代性脚ブロック(alternating bundle branch block)
⑦ 仮装脚ブロック(masquerading bundle branch block)

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