株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

軟弱自転車ツーキニスト [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(23)]

No.4721 (2014年10月18日発行) P.73

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-03-23

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 仕事場である阪大医学部─1970年に開かれた大阪万博会場跡地のすぐ隣─まで大阪市内から通勤している。通勤方法は、電車とモノレール、自家用車(プリウスです)、あるいは、自転車と3種類ある。

    一番好きなのは自転車。距離にして15〜16キロを40〜50分で快走する。淀川沿いの堤防や万博周回道路など、うまく選べば3分の2が自転車専用道という、願ってもない自転車通勤環境なのである。

    とはいうものの、とことん軟弱な自転車ツーキニストだ。真夏と真冬はきついから乗らない。降水確率が30%を超えると乗らない。だから、自転車通勤するのは、年間に50〜60回というところだろうか。

    なにがいいか? まず健康にいい。しかし、時にはこけて怪我をする。一番大きな怪我では左腕を四針縫った。こそっと近所の病院へ行ったのに、阪大からのバイト君がいて、「先生、なにしたはりましてん」と聞かれて、えらいかっこわるかった。

    季節を感じることができるのもいいし、全身がウォーミングアップできるのもいい。「安くついていいでしょう」と言われるが、これはそうでもない。

    残り480文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    関連求人情報

    もっと見る

    関連物件情報

    もっと見る

    page top