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ふぐ食いてひとりたたずむ三途川[プラタナス]

No.4967 (2019年07月06日発行) P.7

大路 剛 (神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染症治療学分野准教授)

登録日: 2019-07-06

最終更新日: 2019-07-03

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  • 「河豚は食いたし命は惜しし」と古来より日本では言い伝えられています。フグ、特にトラフグはとても美味ですが、フグの仲間はテトロドトキシンを体内に含有しています。

    日本ではフグ中毒は天然毒による死亡者の上位を占めていますが、どのようにして当たっているのでしょうか?もしかしたら「禁止されているトラフグの肝を食べた」症例などが全国紙で報道されることが多いかもしれません(写真はフグの肝臓)。しかし、実はフグ調理師免許を持たない素人調理による“トラフグ以外のフグの調理”によって当たっている症例も少なくありません。フグ調理師免許はどのようなフグのどのような部位に中毒量のテトロドトキシンが含まれているかという知識も厳しく問われます。素人調理では「皮なら大丈夫!」などとトラフグ以外のフグの肝臓以外の部位を調理して摂食することで食中毒を起こしているケースも少なくありません。

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