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■NEWS ファイザーが高血圧症治療剤「アムバロ配合錠」を発がんリスクで自主回収

No.4947 (2019年02月16日発行) P.20

登録日: 2019-02-08

最終更新日: 2019-02-08

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ファイザー社は8日、高血圧症治療剤のアムバロ配合錠「ファイザー」(一般名:バルサルタン/アムロジピンベシル酸塩配合錠)の自主回収を7日から着手したと発表した。発がんの可能性のある物質が原薬に含まれていることが判明し、発がんリスクを完全に否定できないためとする。同社は「これまでに健康被害の報告はない」としている。

サルタン系医薬品の有効成分(原薬)に発がんの可能性のある物質(ニトロソアミン)が含まれているとの国内外の報告から、同社が製造販売するバルサルタンの原薬を調査。その結果、昨年123日から先月23日に出荷した下記の5ロット(表)に使用した原薬に、規格を超えた微量のN-ニトロソジエチルアミンと、規格は下回るものの微量のN-ニトロソジメチルアミンが含有していたことが判明したという。

この件に関する問い合わせ先は、専用ダイヤル0120281787(平日9時~1730分。29日〔土〕、10日〔日〕、11日〔祝〕は対応)。詳細は同社ホームページでも周知している。https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2019/2019_02_08.html

表 アムバロ配合錠「ファイザー」該当製造番号品

包装単位

製造番号

使用期限

出荷開始日

100錠(PTP

X66074

2021年4

2018年123

AF1679

2021年7

2019年123

140錠(PTP

X66073

2021年4

2019年118

700錠(PTP)

X66072

2021年4

2018年123

500錠(バラ)

X62678

2021年4

2019年19

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