お知らせ
（76）看護記録には必ず目を通すこと【SECTION6 身につけたい習慣】［特集：これだけは押さえて欲しいルール＆マナー］
せっかく書いたのに伝わっていない…
朝の回診前に夜勤明けの看護師Aさんが疲れ切った顔で話しかけてきました。
看護師A「先生！Bさんが昨晩，大変だったんですよ～」
医師C「え？何がそんなに大変だったんですか？」
看護師A「先生…私の看護記録，読んでくれてないんですか？」
医師C「え？あぁ，はい。すいません。何かあったんですか？」
看護師A「昨日の就寝前ぐらいからBさんが興奮状態になって『俺はもう帰る！』って怒りはじめたんですよ。点滴は抜いて血だらけだし，ツバを吐きかけてくるし，暴力は振るわれるし…」
医師C「え～っ！そんなことがあったんですか…。きっとせん妄ですね」
看護師A「夜中に家族に来院してもらって，ようやく本人は落ちつきました。だけど，家族が帰ったらまた暴れはじめたんです。当直の先生に相談して鎮静薬を使って落ちつきました。だからBさん今朝は少し眠そうにしているんですよ。先生！ちゃんと看護記録を読んで下さい！」
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