株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

暴行罪の成否[病院トラブル─事務方の解決法〈season 2〉(16)]

No.5282 (2025年07月19日発行) P.57

大江和郎 (元東京女子医科大学附属成人医学センター事務長)

登録日: 2025-07-18

最終更新日: 2025-07-15

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医療機関には様々な患者が入院しています。昼間と異なり夜間は少人数で業務を行っていますが,ほかの業務に手をとられナースコールが鳴ってもすぐ駆けつけることが困難な場合など,しびれを切らした患者が暴力を振るう場面もあります。どう対応すればよいのでしょうか。

事務長の見解

衣服をつかんで引っ張ったり,押したりする行為も暴行に該当することを意識して患者対応をすること!

詳しく解説すると……

◆暴力を振るう患者

診療,接遇,言動など医療従事者に対する不満を理由に暴力を振るう患者や家族がいます。「診療に納得がいかない」「ナースコールを鳴らしても来ない」「待ち時間が長い」などで患者の不満がたまって,何かのきっかけで日頃の不満が爆発して暴力行為に発展することもあります。

まずは,患者が何らかの不満を抱いていることを,医療従事者がキャッチし,不満解消に努めない限り暴力行為は減らないと思います。

WEBコンテンツ「病院トラブル 事務方の解決法」

プレミアム会員向けコンテンツです(連載の第1~3回と最新回のみ無料会員も閲覧可)
→ログインした状態で続きを読む

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

関連物件情報

もっと見る

page top