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(34)依頼箋でのConsultはしない!【SECTION3 スキルアップのために日々勉強】[特集:これだけは押さえて欲しいルール&マナー]

No.4714 (2014年08月30日発行) P.51

津下圭太郎 (独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院 副院長/血液・腫瘍内科主任部長)

登録日: 2016-09-01

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  • 専門医にConsultはダメ

    Aくんは2年目の研修医,現在血液内科をローテーション中です。今回,ステロイドパルス療法を実施するために入院した患者さんの担当医を任されることになり張り切っています。患者さんの病歴を調べると,糖尿病を合併していて,かかりつけ医から複数の血糖降下薬を処方されていることがわかりました。この治療により血糖コントロールの悪化が予測されます。
    Aくんは,外科ローテート中に指導医から,手術患者の血糖コントロールについて専門医へ依頼箋を書くよう指示されたことを思い出しました。そこで,さっそくAくんはこの患者さんの血糖コントロールについて内分泌代謝科に依頼箋を書いてコンサルトしました。ところが1時間後,内分泌代謝科の指導医から,「君は真面目に研修しているのか」とお叱りを受けました。Aくんは何のことかわからず驚くばかりです。

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