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(4)ご意見箱から“聞こえてくる”もの【3章 「聞く」ことで新しい前進】[特集:患者満足度を上げる院内・院外広報]

No.4727 (2014年11月29日発行) P.55

石田章一 (NPO法人日本HIS研究センター)

登録日: 2016-09-01

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  • 患者・利用者皆さんにより具体的な要望,意見,提案をモニターするもう1つの方法に「ご意見箱」があります。アンケートが計数的に全体の傾向を把握できるのに適しているのに対して,ご意見箱はかなりリアリティのある問題提起をしてくれるだけでなく,時にはお叱りやお褒めのお言葉を頂くこともあり,職員にとっても気になる存在でしょう。
    ご意見箱の本質は,医療のサブ・サービスを改善していくツールであり,地域の利用者の声を聞くという意味で広報の一環と考えることもできます。
    むしろ,ご意見箱が鎮座する医療機関の重みとして,患者さんが感じるものは何でしょうか?もちろん投書が取り上げられたとしたら,気分は悪くないかもしれませんが,案外複雑な気分ではないかとも推測できます。それはご意見箱が持つ独特のイメージにあると思いますがいかがでしょうか。誰が投書したかわからないような振りをして,時には氏名も書き込み可能です。

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