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【私の一曲】『What A Wonderful World(この素晴らしき世界)byルイ・アームストロング』

No.4805 (2016年05月28日発行) P.73

高橋 泰 (国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野 教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-24

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  • ルイ・アームストロング(1901~71)は、アフリカ系アメリカ人の20世紀を代表するジャズミュージシャン。「What A Wonderful World」は1967年に世界的に大ヒットした(CD:MCAレコード、1990年発売)

    目標は、父の納得するサッチモを歌うこと

    私の父は大のサッチモ(ルイ・アームストロングの愛称)好きで、私は子守歌代わりにサッチモを聴かされて育った。その影響であろう、私はサッチモそっくりのだみ声で黒人特有の雰囲気でサッチモの歌を歌えるようになり、歌うと周りも盛り上がるようになった。2007年頃、父が肺癌に罹患し、入退院を繰り返すようになった。父を喜ばせようと思い、スタジオでサッチモの曲を4曲収録し、私のサッチモを聴いてもらったことがある。しかしそのとき、父は何も言わず、微妙な表情を浮かべるだけであった。2009年に父は亡くなった。

    昨年、六本木のジャズやスタンダードを中心に歌を聴かせてくれるクラブBusy Houseのプロのシンガーである恵衣ママに、歌を習う機会を得た。そこで私の「What A Wonderful World」を聴いてもらったところ、彼女は突然強い調子で「サッチモの歌い方はまったく違う。この歌い方は私にはサッチモへの冒瀆のように聴こえる」というようなコメントをくれた。

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