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医療ビッグデ - タ利用の統一指針策定を提言 - 産学連携組織

No.4783 (2015年12月26日発行) P.9

登録日: 2015-12-26

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産学の有識者で構成する連携組織「医療ビッグデータ・コンソーシアム」(代表世話人統括=本庶佑先端医療振興財団理事長)は14日、医療情報を蓄積したビッグデータの利活用促進を求める政策提言を発表した。医療ビッグデータの構築・整備、連結に関する統一的指針の策定を国に要望している。
提言では、レセプト、特定健診、DPC、電子カルテなどの医療情報が蓄積されていながら十分に利活用されておらず、互いに連結されていない現状を問題視。全国の医療ビッグデータの全量調査、個人を識別するIDの導入、独立したデータベースの連結を容易にする環境の整備などを求めている。
医療情報の利活用促進に向けては、民間からの医療ビッグデータへのアクセスや活用のハードルを下げ、新たな産業の創出につなげることを提言。医療ビッグデータの分析・評価で得られた知見の開示、啓発を通じて国民のヘルスリテラシーを向上させ、国民が自らの健康増進に主体的に関与する社会の仕組みづくりも提案している。
コンソーシアムは年内にも、内閣府、総務省、文部科学省、厚生労働省などに提言を提出する。

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