本連載では,医師限定オンラインサロン「ドクターズチャート」の代表であるMM先生,よいこはこいよ先生に,ドクターズチャート内での話題をもとに,イマドキの開業・開業医について語って頂きます。
MM:ドクターズチャート代表。開業10年以上の医療法人理事長。Ph.D.。 Xフォロワー2万人。
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よいこはこいよ:ドクターズチャート代表。医学博士,内科医,クリニック院⻑。Xフォロワー1万人。
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4000名の開業医/準備医師が参加する情報交換型オンラインサロン
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MM 勤務医の先生が病院ではなく,クリニックへアルバイトに行く割合が,昔より増えてきている印象があります。もちろん昔もゼロではなかったんですが,今ほど高くはなかった気がしますね。
よいこはこいよ(以下,よいこ) 昔は関連病院の外来枠や,人手不足の地方の病院に派遣されて,大学の給料よりもアルバイト代のほうが高いっていうことも普通にありましたね。
MM でも,コロナ以降ですかね。病院の外来が減ったり,診療報酬改定もあったりして,病院経営が厳しくなってきた。そうするとアルバイト医師を雇う余裕がなくなってきて,単価も下げられた。アルバイト枠がそもそもなくなったという話も聞きます。そんな中で,クリニックでのアルバイトを探す勤務医が増えてきた印象があります。
よいこ クリニックも二極化していて,院長1人で細々とやるところと,分院展開して拡大化していくところにわかれています。後者は医師を複数雇用して,育成していくスタイルですけど,そこでは「医師がいればいい」ではなくて,きちんと一人前の医師を求める傾向が強くなっています。10年前なら医師免許を持っていればOKだったけど,今は専門医資格を持っているような人が求められている。卒後数年の先生というよりも,ある程度経験を積んだ「一人前の先生」ですね。
MM 僕が病院勤務をしていた頃には,研修期間が終わったばかりの医師は,「外の病院で外来の勉強をしてこい」と言われました。3年目ぐらいで,マニュアル片手にアルバイト先で外来診療を始めるのが普通でしたよ。外来の勉強先としてのアルバイトって,以前は結構あったと思います。
よいこ そうですね。病院側にも,育てていこうという余力があった。卒後数年の先生でも,スタッフや常勤の医師に確認しながら診療して,ともに育っていくという雰囲気がありましたよね。僕が卒業した頃も,まだ何もできない医者でしたけど,いわゆる「寝当直」のアルバイトがあって,有床診療所で宿直するのが仕事だった。もちろん,ある程度の対応力は必要だったけど,何も起きなければ待機だけで終わる。そうやって階段状に経験を積んでいくようなアルバイトがありました。今は,そういうアルバイトがどんどん減ってきている気がしますね。
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