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複数の医療専用番号を - マイナンバーで日医委員会

No.4761 (2015年07月25日発行) P.9

登録日: 2015-07-25

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医療分野におけるマイナンバーの取扱いに関して、日本医師会の石川広己常任理事は15日の定例記者会見で、「医療分野等ID導入に関する検討委員会」の中間答申を発表した。複数の医療専用番号を付与する仕組みを提言している。
先月閣議決定された『日本再興戦略改訂2015』には「マイナンバー制度のインフラを活用した医療等分野における番号制度の導入」という項目が盛り込まれ、医療分野ではマイナンバーではなく、医療分野専用の番号制度を導入する方向性が示されている。
中間答申では改めて、個人情報保護の観点からマイナンバーとは別の医療専用番号・符号である「医療等ID」を創設する必要性を指摘。その上で、医療専用番号の創設に当たっては、(1)1人に対して利用目的に応じた複数の医療等IDを付与できる仕組み、(2)本人が情報にアクセス可能な仕組み、(3)複数の医療等IDの情報の突合が可能な仕組み、(4)医療等IDが付与された情報を保護する法整備-の検討を求めた。


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