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紹介状なしの大病院初診時定額負担、5000円支持が多数

No.4721 (2014年10月18日発行) P.10

登録日: 2014-10-18

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社会保障審議会医療保険部会(遠藤久夫座長)は15日に会合を開き、医療保険制度改革について議論した。紹介状を持参せずに大病院を受診した患者に求める新たな負担のあり方について、多くの委員が、大病院と一般病院の外来平均費用などを踏まえ、5000円を初診時に一定額として求める案を支持した。
この日の会合で、厚労省は定額負担案として、(1)初再診料相当分、(2)5000円、1万円などの一定額-の2案を提示。負担額については、松原謙二委員(日医)が、定額負担導入の目的である機能分化に対する実効性が重要とした上で、「対象を特定機能病院に限定し、初診1万円、再診5000円にすべき」と提案したが、多くの委員は初診5000円案を「妥当」と支持。再診の扱いでは意見が分かれた。
大病院の範囲については、白川修二委員(健保連)が「まず特定機能病院と500床以上」と提案。このほか「3次救急指定病院も加えるべき」とするなどの意見も出ており、継続して議論を行う予定。

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