うちやま ひろゆき:1991年東京大学法学部卒、厚生省(現厚生労働省)入省。厚労省年金局総務課長、内閣審議官、デジタル庁統括官付審議官などを経て、2023年7月より厚労省大臣官房医薬産業振興・医療情報審議官。
政府は、医療DX推進本部が今年6月に公表した「工程表」(表参照)に沿って医療分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)を急ピッチで進めようとしている。電子カルテ未導入施設が多く、電子処方箋の普及も進まない中、医療DXのメリットについて医療機関・薬局の理解をどのように得ていくのか。7月に担当審議官に就任した厚生労働省の内山博之氏に話を聞いた。