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■NEWS 日医連推薦の釜萢敏氏はじめ医師7名が当選─参院選開票結果

登録日: 2025-07-22

最終更新日: 2025-07-22

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第27回参議院議員選挙の投開票が7月20日に行われ、日本医師連盟(日医連)が推薦する釜萢敏氏(日医副会長)をはじめ医師7名が当選した。

釜萢氏は、参院議員を2期12年務めた羽生田俊氏(元日医副会長)のバトンを受け取る形で日医連の組織内候補となり、自民党の公認を受けて比例区から出馬。党内で8位となる17万4434票を獲得し初当選を果たした。

日医連推薦候補の過去の得票数は、2022年参院選の自見はなこ氏が21万3369票(8位当選)、2019年参院選の羽生田俊氏が15万2807票(16位当選)。自見氏の得票数は下回ったものの、国民民主党や参政党が勢いを増し自民党に強い逆風が吹く厳しい選挙戦の中で、釜萢氏は善戦したとの見方もできる。

釜萢氏の得票数を都道府県別に見ると、最も多いのは出身地・群馬県の1万9399票。次いで多いのは福岡県の1万3860票、東京都の1万2262票、愛知県の9672票となっている。

■「最後の戦い」として挑んだ武見元厚労相は落選

釜萢氏のほか比例区で当選した医師は、公明党の原田大二郎、共産党の小池晃、参政党の岩本麻奈の3氏。

選挙区では、自民党の古川俊治氏が埼玉選挙区でトップ当選したほか、自民党の小林孝一郎氏(岡山選挙区)、公明党の川村雄大氏(東京選挙区)が初当選を果たした。

日医連や東京都医師政治連盟の支援を受け、「最後の戦い」として6期目を目指した自民党の武見敬三元厚労相(東京選挙区)は落選した。

第27回参院選─当選した医師の顔ぶれ

■選挙区

【自民党】

古川俊治氏:埼玉選挙区/1963年生まれ、埼玉県出身、慶大卒、外科医/当選4回目

小林孝一郎氏:岡山選挙区/1977年生まれ、広島県出身、岡山大卒、総合内科医/当選1回目

【公明党】

川村雄大氏:東京選挙区/1984年生まれ、北海道出身、東京医歯大(現東京科学大)卒、消化器外科医/当選1回目

■比例区

【自民党】

釜萢敏氏:1953年生まれ、群馬県出身、日本医大卒、小児科医/当選1回目

【公明党】

 

原田大二郎氏:1977年生まれ、岡山県出身、愛媛大卒、呼吸器内科医/当選1回目

【共産党】

小池晃氏:1960年生まれ、東京都出身、東北大卒、党書記局長/当選5回目

【参政党】

岩本麻奈氏:1964年生まれ、東京都出身、東京女子医大卒、皮膚科医/当選1回目

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