株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

「明日から実践できる」こどものみかた〈腹痛〉─たいてい便秘(症),でも時に地雷あり[プライマリ・ケアの理論と実践(106)]

No.5069 (2021年06月19日発行) P.12

北西史直 (トータルファミリーケア北西医院院長)

登録日: 2021-06-17

最終更新日: 2021-06-16

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SUMMARY
小児の腹痛の多くは便秘である。だが急性虫垂炎など重篤な転帰をたどる疾患もあり注意が必要である。便秘は単に浣腸して終わりではなく,その後の指導が大切である。

KEYWORD
IgA血管炎(Henoch–Schönlein紫斑病)
腹痛,関節痛,下肢の発疹(触知可能な紫斑)が特徴。血尿・蛋白尿がみられることもある。一度にすべての症状がみられるとは限らないが,強い腹痛では特に,下肢や関節を確認する。

北西史直(トータルファミリーケア北西医院院長)

PROFILE
東京慈恵会医科大学卒業後,国立東京第二病院(現・東京医療センター)の総合診療科(現・総合内科)での後期研修。その後,救急,療養型,回復期リハ,緩和ケア,小児科,整形外科の研修を行い,父の診療所を継承。現在,病児保育,医療的ケア児者等の在宅医療,研修医教育にも取り組んでいる。

POLICY・座右の銘
「医は終生學を廃すべからず」「病気を診ずして病人を診よ」

1 ケース

4歳女児。急にお腹が痛いとやってきた。外傷の覚えはない。排便の状況ははっきりしないが,嘔吐・下痢はない。バイタルサインは正常,明らかな圧痛はないが,左下腹部に硬い腫瘤を触れる。浣腸したら,出血のない硬便がみられた。症状は軽快し,お腹を再び触るも圧痛なく,便秘症として,便秘の説明と処方をして帰宅した。

このコンテンツは会員向けコンテンツです
→ログインした状態で続きを読む

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連求人情報

page top