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糖尿病性腎症における食事療法の考え方

No.5058 (2021年04月03日発行) P.45

宇都宮一典 (東京慈恵会医科大学 総合健診・予防医学センター長)

川浪大治 (福岡大学医学部内分泌・糖尿病内科学講座 主任教授)

登録日: 2021-04-05

最終更新日: 2021-03-30

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  • 糖尿病性腎症における食事療法の考え方についてご教示下さい。福岡大学・川浪大治先生にご回答をお願いします。

    【質問者】

    宇都宮一典 東京慈恵会医科大学 総合健診・予防医学センター長


    【回答】

     【高齢者でも末期腎不全への進展リスクの高い症例に対して,蛋白制限を行う】

    糖尿病性腎症の重要な成因として糸球体過剰濾過が挙げられます。糖尿病では,糸球体の輸入細動脈が拡張しているため糸球体内に流入する血流量が増加しており(糸球体過剰濾過),その結果,糸球体高血圧が生じ,糸球体硬化の形成につながると考えられています。蛋白制限食は糸球体過剰濾過を抑制すると考えられています。蛋白制限食の実施方法については,2020年に日本糖尿病学会から「糖尿病患者の栄養食事指導―エネルギー・炭水化物・タンパク質摂取量と栄養食事指導―」としてコンセンサスステートメントが発表されています。

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