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MSD:子宮頸癌ワクチン「シルガード」発売、9つのHPV型に対応[新薬開発・販売 FRONTLINE]

No.5055 (2021年03月13日発行) P.15

登録日: 2021-03-10

最終更新日: 2021-03-10

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MSDは2月24日、ヒトパピローマウイルス(HPV)の9つの型に対応するワクチン「シルガード9水性懸濁筋注シリンジ」を発売した。

シルガードは、従来のHPVワクチン「ガーダシル」がカバーする4つのHPV型(6、11、16、18型)に加え5つのHPV型(31、33、45、52、58型)のウイルス様粒子を含む9価HPVワクチン。子宮頸癌とその前駆病変、外陰上皮内腫瘍、腟上皮内腫瘍、尖圭コンジローマの予防を効能・効果として2020年7月に承認された。

HPV16、18、31、33、45、52、58型の7つの型は子宮頸癌、外陰癌、腟癌などの原因となることが知られており、子宮頸癌に対するHPV型のカバー率は4価HPVワクチンが65.4%であるのに対しシルガードは88.2%とされている。9価HPVワクチンは2014年12月に世界で初めて米国で承認されて以来、80以上の国・地域で承認されている。

MSDのカイル・タトル社長は「日本では毎年約1万人の女性が新たに子宮頸癌と診断され、約2900人が亡くなっている。MSDは世界水準の子宮頸癌予防の選択肢の提供を通して、日本の女性の健康と日本の公衆衛生の向上に寄与したいと考えている」とコメントしている。

「シルガード9」の用法・用量
9歳以上の女性に1回0.5mLを合計3回筋肉内に注射。通常、2回目は初回接種の2カ月後、3回目は6カ月後に同様の用法で接種する

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