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特集:最近のループス腎炎治療

No.4947 (2019年02月16日発行) P.27

監修: 廣村桂樹 (群馬大学大学院医学系研究科内科学講座腎臓・リウマチ内科学教授)

登録日: 2019-02-18

最終更新日: 2019-02-13

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監修:廣村桂樹(群馬大学大学院医学系研究科内科学講座腎臓・リウマチ内科学教授)

■監修のことば

ループス腎炎は全身性エリテマトーデス(SLE)の重要な臓器合併症である。活動性の高いループス腎炎は放置すると末期腎不全に至る。わが国ではループス腎炎やSLEの治療薬として,1957年にプレドニゾロンが保険適用を得て,1990年にミゾリビン,2007年にタクロリムスが認可された。その後,公知申請制度も含めて,シクロホスファミド,アザチオプリン,ミコフェノール酸モフェチル,ヒドロキシクロロキン,ベリムマブが保険適用となり,現在は治療選択肢が大きく広がっている。本特集ではこれらの薬剤を中心に,また今後の新規治療薬の展望も含めて,わが国のSLE診療の第一人者にご執筆いただいた。

■目次

1 国内外の診療ガイドラインの現況:IVCY,MMFの使い方も含めて
河野通大(北海道大学大学院医学研究院免疫・代謝内科学教室)
渥美達也(北海道大学大学院医学研究院免疫・代謝内科学教室教授)

2 カルシニューリン阻害薬ならびにマルチターゲット療法の可能性
池内秀和(群馬大学大学院医学系研究科内科学講座腎臓・リウマチ内科学病院講師)
廣村桂樹(群馬大学大学院医学系研究科内科学講座腎臓・リウマチ内科学教授)

3 生物学的製剤による新規治療の展望
田中良哉(産業医科大学医学部第1内科学講座教授)

4 ヒドロキシクロロキンの役割
横川直人(東京都立多摩総合医療センターリウマチ膠原病科医長)

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