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白内障

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-24
佐々木 洋 (金沢医科大学眼科学講座主任教授)
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  • ■疾患メモ

    白内障は手術療法の進歩により,先進国では治る病気としてとらえられているが,グローバルには失明原因の第1位はいまだ白内障で,全体の33.4%を占めると報告されている1)

    白内障の混濁病型としては,核,皮質,後嚢下混濁の3主病型とretrodots,waterclefts,前嚢下混濁,focal dots,vacuoles,fiber folds,coronary cataractなどの副病型がある。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    白内障の病型により症状は異なるが,羞明,単眼複視,コントラスト感度の低下,視力障害を生じる。

    核混濁およびretrodotsでは近視化,watercleftsでは遠視化を生じることがある。

    これらの症状の多くはきわめてゆっくりと進行するため,患者の多くは比較的高度の視力低下を生じるまで自身の視機能低下に気がつかないことが多い。

    【検査所見】

    無散瞳での水晶体混濁評価は難しく,原則散瞳下で細隙灯顕微鏡により診断する。

    3主病型についてはWHO分類,LOCSⅢ分類,Wilmer分類,Wisconsin分類,AREDS分類,Oxford分類など多くの診断基準がある。核硬度の判定にはEmery-Little分類が使用されることが多い。

    加齢白内障で頻度が高く,単独でも視機能低下をきたす核混濁,皮質混濁,前・後嚢下混濁,retrodots,watercleftsについて確実に診断することが重要である。

    手術適応の判定は混濁病型・程度と視力をもとに行う。視力低下が軽度の場合,コントラスト感度(視力)検査が判定に有用である。高次収差,前方散乱,後方散乱検査は補助診断として有用である。

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