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変形性膝関節症

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
松田秀一 (京都大学医学部付属病院整形外科教授)
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  • ■疾患メモ

    関節軟骨の退行性変化や力学的負荷の増大により,関節軟骨の変性を生じ,骨の増殖性変化や滑膜炎を伴い関節変形をきたす慢性・退行性疾患である。

    50歳以上で急増し,女性に多い。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    荷重時,特に歩きはじめの膝関節痛が特徴的な症状であるが,進行すると安静時痛や夜間痛も出現する。

    診察上は関節裂隙の圧痛,関節腫脹,可動域制限,廃用性の大腿四頭筋萎縮が認められる。

    【検査所見】

    臨床所見および単純X線検査により診断を行う。X線では関節裂隙の狭小化,骨棘形成,骨硬化像が代表的な所見である()。

    15_02_変形性膝関節症

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