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多発性筋炎・皮膚筋炎─診断・治療の現状

登録日:
2018-05-16
最終更新日:
2018-05-16

監修:川口鎮司(東京女子医科大学膠原病リウマチ内科臨床教授)

■監修のことば

近年,自己免疫性炎症性筋疾患に発現する特異的な自己抗体の同定に成功した。さらに,その自己抗体を簡便に測定する方法が開発されて,診断や臨床症状との関連付けに役立つようになった。そこで,「多発性筋炎・皮膚筋炎─診断・治療の現状」というテーマにて,各分野の先生方に執筆をお願いした。

現在,わが国で測定可能な自己抗体と多発性筋炎や皮膚筋炎の診断や予後予測に関して,最初に解説して頂いた。これらの自己抗体の同定には,多くの日本人が貢献している。次に,診断に重要な筋病理とこれらの自己抗体の関連を,最後に,自己抗体が予測する臨床症状に対しての最新の治療戦略をまとめて頂いた。炎症性筋疾患の診断・治療に関する近年の動向を十分にご理解頂けると考える。

■目次

1 ‌血液検査によるPM/DM/CADMの診断・予後 ─自己抗体の有用性
五野貴久(日本医科大学大学院医学研究科アレルギー膠原病内科学分野准教授)

2 炎症性筋疾患の筋病理からの診断
漆葉章典(‌フランス筋学研究所/ピティエ・サルペトリエール病院)
西野一三(‌国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第一部部長)

3 PM/DM/CADMに対する治療方針
川澄日出長(東京女子医科大学膠原病リウマチ内科)

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