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『頭痛の新種』大発見[プラタナス]

No.4900 (2018年03月24日発行) P.3

間中信也 (温知会間中病院統括院長)

登録日: 2018-03-26

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  • RCVS(Reversible cerebral vasoconstriction syndrome、可逆性脳血管攣縮症候群)。これは私にとって超サプライズ頭痛である。40歳代女性、ある日、シャワーを浴びると、割れるような頭痛で狂乱状態となり救急受診、CTは問題なく帰宅、翌日も頭痛発作で来院、MRや腰椎穿刺までも行ったがやはり原因不明、2週間で頭痛は消えたが、そのときのMRA(写真)を見て仰天した…。

    突然の割れるような頭痛を雷鳴頭痛(Thunderclap headache)という。Landtblomの調査(2002年)によると年間の発生率は10万人あたり43人、うち73%が原因不明で、本命と思われたくも膜下出血はわずか11%に過ぎなかった! 残りの16%は椎骨動脈解離などの症候性雷鳴頭痛であった。

    2007年にCalabreseが、血管攣縮を伴う雷鳴頭痛に対し、RCVSなる疾患名を提唱してから、原因不明例の再発性雷鳴頭痛のほとんどがこの頭痛と考えられるようになった。ちなみにRCVSは2013年の国際頭痛分類第3版β版にも初めて採用された(http://www.jhsnet.org/kokusai.html)。

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