株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

総数9419人、臨時増316人分は地域枠で延長【2018年度医学部定員】

登録日: 2017-11-15

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

文部科学省は14日、2018年度の国公私立大医学部の入学定員について、17年度比1人減の9419人とすることを決定した。今年度で期限を迎える臨時定員317人分については、地方の医師不足が解消していない状況を踏まえ、地域枠として19年度まで延長を可能とし、49校に316人分を割り当てた。

医学部定員は2008年度以降、医師の地域偏在解消の観点からの増員や医学部新設により、1795人増員された。このうち、2007年度に閣議決定された「新医師確保総合対策」では医師不足10県と自治医大を対象に2017年度まで105人、2009年に閣議決定された「緊急医師確保対策」では全都道府県を対象に17年度まで212人の定員増が認められている。

2017年度と比べて定員が増加するのは、岩手医大(15人増、123人)、自治医大(13人増、123人)、埼玉医大(1人増、129人)、順天堂大(8人増、140人)、日本医大(3人増、121人)、関西医大(5人増、122人)―の6校。一方、定員が減少するのは、旭川医大(5人減、117人)、山形大(5人減、120人)、岡山大(3人減、117人)―の3校となっている。

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top