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【私の一曲】You Are My World
ジミー・ソマーヴィルらによるバンド「コミュナーズ」のファーストシングル。1986年に発売されたファーストアルバム「コミュナーズ」に収録
ゲイの恋愛を全肯定するラブソング
私自身がゲイだと気づいた時は、私が高校生の頃、1980年代半ば。情報は少なく、常に自分は周りとは違うという意識や孤独感と背中合わせだった時、レンタルレコード店でイギリスのバンド「コミュナーズ」に出会いました。
ボーカルのジミー・ソマーヴィルは、ゲイであることをカミングアウトした、メインストリームで成功した最初のポップシンガーと言ってよいでしょう。特徴は、クラシックとポップミュージックの融合、パワフルなファルセットボイス、メッセージ性の強い歌詞です。ファーストシングルの「You Are My World」は、ゲイの恋愛を全肯定する、流れるようなピアノとストリングスで彩られた、春の夢のようなラブソングです。私の中でゲイとして生きることに、少しずつ、肯定感が醸成されました。
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