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「治療をきちんと実践」は2人に1人 塩野義・糖尿病患者調査

No.4688 (2014年03月01日発行) P.10

登録日: 2014-03-08

最終更新日: 2017-09-08

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糖尿病患者の多くは治療の重要性を認識しているものの、きちんと実践できている人は2人に1人にとどまっていることが、塩野義製薬が2月19日に発表した「糖尿病患者の意識と行動」調査結果で分かった。

調査は昨年10月に行われ、20〜60代の糖尿病患者3437人が回答。治療方針や治療継続の必要性を理解している人は8割以上に上ったが、「治療に必要なことはきっちりやっている」とした患者は51.4%にとどまった。

19日に開かれたメディア向けセミナーで調査結果について解説した寺内康夫横浜市立大院教授(写真)は、回答者の治療効果の認識と病状理解を解析すると、糖尿病患者は図の5つのタイプに分類できるとし、「患者個々に合ったアプローチを工夫する必要がある」と強調した。

寺内氏は「実際には『治療に不満』『おまかせ』『疾患放置』タイプがもっと多いのではないか。こういう方たちをどうサポートするかが大事だ」と述べ、多職種によるチームサポートの実践などの重要性を訴えた。

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