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リンパ液の生成・循環,総量の調節の仕組みは?【静脈から心臓に戻る血液のうち10%の血漿成分が漏れ,組織間隙に溜まってリンパ液となる】

No.4870 (2017年08月26日発行) P.62

光嶋 勲 (広島大学国際リンパ浮腫治療センター特任教授)

登録日: 2017-08-23

最終更新日: 2017-08-22

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  • リンパ液の生成機序,循環の仕組み,総量の調節などに関してご教示下さい。理解しやすい総説があれば併せてご紹介をお願いします。

    (大阪府 H)


    【回答】

    (1)リンパ液の生成機序

    心臓から全身に出る動脈血は,安静時では1回の収縮でおよそ70mLです。その血液量を100%とすると,約90%は静脈から心臓に戻ります。残りの約10%は毛細血管網から血漿成分が漏れ出し,周囲の組織間隙に組織液として溜まります。これがリンパ液の生成機序です。リンパ液は侵入した細菌・ウイルスを処理する白血球や,組織間隙に残った高分子成分(蛋白質,脂質)や異物などを含んでおり,細胞に栄養を送り,不要となった老廃物などを排泄・交換します。

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