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研究開発の評価指針を改定─文科省

No.4690 (2014年03月15日発行) P.16

登録日: 2014-03-15

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文部科学省の科学技術・学術審議会(会長=野依良治理科研理事長)は3日、「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」を同省に建議した。評価指針の改訂は2009年以来。
評価指針は、文科省所掌の研究開発について、「資源配分」「活動改善」「組織体の説明責任」を評価する際の考え方をまとめたガイドライン。

今回の改訂では、昨今の研究開発評価の重要課題として、①科学技術イノベーションの創出、課題解決のためのシステムの推進、②ハイリスク研究、学際・融合領域・領域間連携研究等の推進、③次代を担う若手研究者の育成・支援の推進、④評価の形式化・形骸化、評価負担増大に対する改善、⑤研究開発プログラム評価―の5点に焦点を当てた。

具体的には①科学イノベーション創出について、「論文の発表数や被引用度を上げることが目的化しないよう配慮する」とし、③若手研究者の育成については、「多様で優れた研究者の活躍を促進するため、若手・女性・外国人が代表者の優れた研究開発課題を積極的に評価する」とした。

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