株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

(14)受けた外線電話で,患者さんの個人情報を話さない【SECTION1 まずは社会人としてのマナー】[特集:これだけは押さえて欲しいルール&マナー]

No.4714 (2014年08月30日発行) P.29

片多史明 (医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 神経内科部長代理/卒後研修センター長)

登録日: 2016-09-01

最終更新日: 2017-04-25

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • ある日の外線電話(架空の事例です)

    外線で電話が掛かってきました。
    「いつもお世話になっております。Aの次男ですが,最近の病状について教えて頂けますか?」
    Aさんは1週間前に入院した脳梗塞の患者さんです。入院時には担当医である自分と主治医が,患者本人と,同居をしている長男夫婦に病状説明を行いました。次男は遠方に在住のはずで,入院後も来院しておらず,面識はありません。
    きっと遠方で仕事も忙しく,思うように来院できず心配なのだろうと思い,受けた外線電話で入院からの経過と病状を詳細に説明しました。
    しかし実はAさんは有名な小説家で,電話を掛けてきたのは次男の名を騙ったマスコミ関係者でした。Aさんの病状が記事になってしまい,大問題に。

    残り833文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    関連物件情報

    もっと見る

    page top