株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

(3)病院広報誌の企画と発行【2章 「伝える」は広報のエンジン】[特集:患者満足度を上げる院内・院外広報]

No.4727 (2014年11月29日発行) P.39

石田章一 (NPO法人日本HIS研究センター)

登録日: 2016-09-01

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 広報“紙”はいわゆる新聞スタイル。広報“誌”は綴じられたブックタイプのものです。イメージとして「紙」の場合は,新しい出来事(ニュース)に重きを置いた流れであり,「新しい情報を集めました」というイメージを暗に伝えます。また「誌」と呼ぶ場合は,雑誌的な内容のイメージがあり,より広いテーマから「お役に立つ情報を編集しました」という雰囲気があります。
    最近「当院はホームページ一本に絞って広報しています」という施設が多くなっていますが,他の手段を含めて,それぞれの媒体特性をよく考えて取り組まないと,広報の効果が生まれません。特に広報紙・誌はウェブなど電子媒体と違って,情報といいながらも「現物そのもの」の形をとっているため,その実感や信頼感をうまく利用した広報展開を忘れないようにすることが大切です。
    たとえば,印刷物である広報誌は,もちろん編集された記事に情報価値はありますが,患者さんや来院者に笑顔でさりげなく手渡したり,記事を指差しながら会話したりできることも価値と言えます。これはホームページにはできないことです。

    残り1,300文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    関連物件情報

    もっと見る

    page top