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パラリンピックについて [炉辺閑話]

No.4837 (2017年01月07日発行) P.104

鶴田憲一 (全国衛生部長会会長/静岡県理事)

登録日: 2017-01-04

最終更新日: 2016-12-26

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健康福祉部が障がい者スポーツを所管していることからリオパラリンピックの静岡県知事特別表彰式に出席した。6人で銀4個、銅4個、入賞者も4人と県勢の活躍は目覚ましかった。選手は先天性疾患、事故や病気などの後天的な理由で障がいを背負い、後天性の場合には何故、自分が、という思いを一時抱いたものの、その後、前向きにスポーツに打ち込み成果を収めた。

昼食会では私の前には銀・銅メダルを獲得した走り幅跳びの山本 篤氏と、車いす陸上で銀メダル2個を獲得した佐藤友祈氏がいて、銀・銅メダルを触らせてもらった。銅メダルは軽いなと思ったが、銀メダルには重量感があった。100g程の違いがあるそうである。メダルを揺さぶると音が聞こえ、銀メダルのほうが高い音であった。

山本氏はNHKが企画した渋谷のイベントで車を連ねた走路を飛んだそうで、サインもせがまれるとか。私は高校の運動会で1500m、5分1秒で走ったことがあるので、佐藤氏にタイムを聞いたところ、車いすの1500mは3分30秒程度とか。その速さに驚いた。車いすは自転車と同じで早いのです、と言われ納得した。ウィキペディアでリオオリンピック・パラリンピック1500mの優勝記録を見たら前者が3分50秒、後者が3分48秒29で、4位までが健常者を上回っていた。レベルが高いのである。

今回のメダルを調べてみたら、オリンピックは、金メダル307個(総メダル数974個)、1位はアメリカ合衆国、金46個(121個)、日本は6位で、金12個を含む41個であった。一方、パラリンピックは金529個(1597個)、1位は中国で金107個(239個)、日本は64位で金メダル0個、銀10個、銅14個の計24個であった。人口規模、経済力を考えると日本のメダル数は驚くほど少ない。

パラリンピックには負傷兵・元兵士も参加しており、米国では負傷兵のスポーツ支援が充実していると聞く。今後、障がいを負った人が夢と希望を持てるよう国家的な支援が必要であろう。彼らも夢と希望を国民に与えているのだから。

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