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診断書と証明書の違い,またどう使いわけるか?

No.4832 (2016年12月03日発行) P.65

池谷 博 (京都府立医科大学法医学教室教授)

登録日: 2016-11-30

最終更新日: 2018-11-27

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  • 診断書と証明書の違いについて。また,その利用にあたってはどのように判断して使いわけるべきかご教示をお願いします。

    (質問者:福島県 S)


    【回答】

    証明書とは,通常,本人の依頼により,本人以外の誰か(官公庁や法人等を含む)が,何らかの事実を証明するために作成した文書のことを言います。たとえば,会社が発行する身分証明書や,鉄道会社が発行する遅延証明書,市町村が交付する住民票記載事項証明書などがこれにあたります。

    医師が関係する「証明書」としては医師法第19条第1項の出生証明書がありますが,医師法上これと同列に診断書,検案書,および死産証書が規定されていることから,「診断書」を含むこれらの医師法上規定されている書類は「証明書の一種」と考えられます。

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