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【他科への手紙】小児科→産婦人科

No.4826 (2016年10月22日発行) P.47

稲冨 淳 (焼津市立総合病院小児科科長)

登録日: 2016-10-21

最終更新日: 2016-10-24

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  • ハイリスクの妊娠における母親と赤ちゃんにとっての最良の分娩様式・分娩時期は、基本的に産科が決定する。周産期医療の主体は産科であるが、一方で、生まれてくる赤ちゃんを診る小児科の役割も小さくない。

    筆者の医局である東京大学病院小児科では、超低出生体重児や複雑心奇形を有する児の分娩も行う。帝王切開は、産科的には大きな手術でないためか、婦人科手術の終了後に“on call”で準夜帯から始まることもあった。そのため赤ちゃんの出生後は、NICUのスタッフが夜中に大変な思いをすることになる。当時のNICUの責任者が産科に申し入れをして下さり、重症新生児が出生する予定帝王切開は日勤帯に行われるようになった。失礼ながら、当時(十数年前)の産科医には、出生後の赤ちゃんの診療のことは頭に入っていなかったのではないかと思う。

    焼津市立総合病院(以下当院)は、静岡県焼津市にある500床弱の総合病院である。この規模の病院としては周産期医療の体制が比較的充実しており、地域周産期母子医療センターに認定されている。焼津市のみならず、40万人以上もの人口を抱える志太榛原地域(焼津市を含む4市2町の地域)の中核的な役割も担っている。

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