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密封小線源永久挿入治療患者死亡後の処置法

No.4695 (2014年04月19日発行) P.68

河村英将 (群馬大学大学院腫瘍放射線学)

中野隆史 (群馬大学大学院腫瘍放射線学教授)

登録日: 2014-04-19

最終更新日: 2016-10-18

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【Q】

前立腺癌で,密封小線源永久挿入治療法を受けた患者から,もしもの際は挿入したままで火葬してもらえるのかと質問を受けた。現状はどうか。(福井県 A)

【A】

治療から1年を超えている場合,火葬やそのほか葬祭に関わる人の被ばく量は1mSvを下回ると計算され,放射線防護のための特別な措置は必要ないと考えられているので,挿入したまま火葬して問題はない。治療から1年以内に死亡した場合,治療を行った病院と連絡を取り,火葬の前に剖検にて(前立腺ごと)シード線源を摘出する必要がある。

【参考】

▼ 日本放射線腫瘍学会, 他:シード線源による前立腺永久挿入密封小線源治療の安全管理に関するガイドライン. 第五版. 2011. [http://www.jrias.or.jp/report/

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