免疫抑制状態や透析患者において皮膚抗酸菌症が増加しているが,結核,ハンセン病,ブルーリ潰瘍以外はガイドラインがないため,欧米のガイドライン,日本結核・非結核性抗酸菌症学会,日本化学療法学会の指針などを参考に治療方針を決めている。
皮疹は四肢に好発し,紅斑,小結節,結節,潰瘍などの病変をつくることが多い。塗抹検査,病理組織学的検査,室温と37℃(または42℃)の設定で培養検査を行う。PCRや質量分析法を用いて診断する。
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