お知らせ
ひさびさのおもちゃ ［なかのとおるのええ加減でいきまっせ！（98）］
No.4803 (2016年05月14日発行) P.71
仲野 徹 （大阪大学病理学教授）
登録日： 2016-09-08
最終更新日： 2017-01-24
- コーナー： エッセイ
- なかのとおるのええ加減でいきまっせ！
ひさしぶりに、おもちゃを買った。6〜7年ぶりだろうか。前回買ったのは、4〜5千円の小さなラジコンヘリコプターであった。寿命は短かった。数回目の飛行にて壁に激突して破損、廃棄とあいなった。
思えば、小さなころから、買ってすぐにおもちゃを壊すことが多かった。小学校入学の時にねだって買ってもらった地球儀は、あまりにうれしかったので、いつも持って歩いていた。あわれ、ブランコに乗った時に落として壊れた。悲しかった。
そういえば、いまでも、新品のネクタイにはシミをひきつける魔力があるのではないかと思うくらい、すぐに汚す。決して汚すまいと注意していても汚す。まぁ、早い話が、がさつなのである。
今回は何を買ったかというとドローンである。お、怪しいことをたくらんでいるのではないか、と思われるかもしれないが、そんなことはない。むちゃくちゃ小さくて、手のひらに乗るようなドローンだ。
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