今回のテーマは「期外収縮」です。“キガイシュウシュク”─日常生活ではまず耳にしない言葉ですが,不整脈の世界では,間違いなく登場頻度が最多と言えるでしょう。
「期外収縮」の英語表現は,一言なら“extrasystole”ですし,また別の言い方として“premature beat/contraction”というものもあると思います。
日本語では,稀に「早期収縮」とも表記されますが,意味的にはこちらのほうがわかりやすかったりします。要は,“ちょっと早く出る”がキーワードとなる不整脈になります。
臨床現場でしばしば遭遇するものの,「期外収縮」とそのまま言っても患者さんにはまず伝わりません。そんなとき,ボクは “心臓のシャックリ”という表現(?)を用いて説明しています。なんとなく親しみやすいし,確かにその通りだなぁと思ってたりもします。皆さんはどうしていますか?