株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

多職種連携の必須知識!〈歯科医師・口腔ケア〉─口腔機能はライフステージごとに関わり方がある[プライマリ・ケアの理論と実践(108)]

No.5072 (2021年07月10日発行) P.12

中根綾子 (東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野)

戸原 玄 (東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野教授)

登録日: 2021-07-08

最終更新日: 2021-07-07

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SUMMARY
歯科との連携について,必要と思われる疾患や,内容,時期について記載した。多職種連携がとれている患者の満足度は高いと考える。まさしく患者中心の医療の在り方ではないだろうか。

KEYWORD
在宅診療
訪問歯科診療は我々の得意とする専門分野である。急性期治療を終え,慢性期では特に患者やその家族の生き方や考え方を支える医療を提供したい。在宅医療はそれを実現できる場所であり,そうあらねばならないと考えている。1)

中根綾子 戸原 玄1)(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野 1教授)

PROFILE
東京医科歯科大学高齢者歯科学分野で高齢者歯科医療と摂食嚥下リハビリテーションを学び,現在,摂食嚥下リハビリテーション外来で訪問診療も行っている。日本老年歯科医学会専門医・指導医。摂食嚥下リハビリテーション学会認定士。(中根,写真も)

POLICY・座右の銘
医療には「お節介」な発想が必要

1 歯科医療とは

人がその人らしく生きていくために欠かすことのできない,「食べる」や「他者とコミュニケーションをとる」ための口腔機能を発達・維持・回復させることが歯科医療の要である。 う蝕や歯周病治療,抜歯,義歯などの一般歯科診療に加えて,子どもの摂食を支援するところから,胃ろう等の患者さんにお楽しみの経口摂取を模索するまでを含む摂食嚥下リハビリテーションや,周術期,あるいはがん患者の放射線治療や化学療法の前後,緩和ケアを受けている患者に対する口腔機能管理を行う。

また,口腔衛生管理や,エンドオブライフを含めた施設や在宅療養患者に対する訪問歯科診療を積極的に行っている。近年では,フレイル(虚弱)予防としてオーラルフレイルにも注力し,すべてのライフステージを通し様々なかかわり方があることが特徴である。

このコンテンツは会員向けコンテンツです
→ログインした状態で続きを読む

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連物件情報

page top