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CKD診療ガイドライン2018[ガイドライン ココだけおさえる]

No.4943 (2019年01月19日発行) P.46

岡田浩一 (埼玉医科大学医学部腎臓内科教授)

登録日: 2019-01-18

最終更新日: 2019-01-15

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  • 主な改訂ポイント〜どこが変わったか

    1 総論:2013から2018へ

    2 かかりつけ医から専門医への紹介基準をシンプルに

    3 高齢者慢性腎臓病(CKD)の管理をきめ細やかに

    4 糖尿病性腎症から糖尿病性腎臓病へ

    1 総論:2013から2018へ

    日本腎臓学会では,2007年よりかかりつけ医向けの「CKD診療ガイド」,2009年より専門医向けの「CKD診療ガイドライン」を出版し,改訂を行ってきた。その間,利用者において,ガイドとガイドラインの使いわけが必ずしも明確に認識されたとはいえず,また改訂がそれぞれ異なる委員会によって行われてきた結果,内容の一部に不整合がみられるなど,現場に多少なりとも混乱をまねいたことは否定できない。

    そこで今回,ガイドとガイドラインを一本化し,common diseaseである慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)の主たる診療の担い手であるかかりつけ医を利用者として想定したガイドラインを「CKD診療ガイドライン2018」1)として5年ぶりに改訂した。

    今回の改訂では,最新のエビデンスに則った内容のアップデートを行うとともに,かかりつけ医による利用の際の便宜を図り,全体をコンパクトにまとめつつ,わかりやすくかつプラクティカルなものにするよう留意した。

    そして専門医のニーズにも応えるため,構造化抄録を日本腎臓学会ホームページに掲載して参照可能とし,また,より専門的な情報に容易にアクセスできるよう関連するガイドラインのURLも付記されている。

    残り3,745文字あります

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