2024年4月,日本結核・非結核性抗酸菌症学会編集による,本邦初のエビデンスに基づく『結核診療のガイドライン2024』が発行された。狩野英俊先生を委員長として,統括委員,作成員,およびシステマティックレビューチームの先生方がCOVID-19のパンデミックの中,約6年の歳月を要して発行されたガイドラインで,2部構成となっている。
第1部は教科書として利用可能な診療ガイド,第2部は臨床的重要課題から12のクリニカルクエスチョン(CQ)を設定し,それぞれのCQ2についての推奨を明記したとても素晴らしい内容となっている。
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