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jmedmook10 いきなり名医!その咳と喘鳴、本当に喘息ですか? 喘息だったらどうする?喘息じゃなかったらどうする?

多様な原因で起こる咳嗽と喘鳴の鑑別をどうする?

定価:3,850円
(本体3,500円+税)

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編集: 長坂行雄(近畿大学医学部堺病院総合内科教授)
判型: B5判
頁数: 216頁
装丁: 2色刷
発行日: 2010年10月25日
ISBN: 978-4-7849-6409-3
付録: -

果たしてこの咳と喘鳴は喘息の症状なのか?それとも喘息ではないのか?多様な原因で起こってくる咳嗽と喘鳴の鑑別は、ジェネラリストにとって悩ましい日常診療での課題です。この難問をクリアするためには、喘息とその周辺の多彩な病態についてしっかり頭に入れておく必要があります。本書ではジェネラリストの診療のキモとなる咳と喘鳴をみた場合の鑑別を中心に、診療のコツのコツを臨床経験の豊富な執筆陣がわかりやすく解説!日常診療に必携の1冊です。

診療科: 内科 呼吸器内科
シリーズ: jmedmook

目次

第1章 喘息ってどんな病気?─押さえておきたい喘息の基礎知識
1 喘息とは?─喘息のメカニズムを含めて
2 喘息の診察のコツは?
3 喘息の症状はなぜこんなに多様なのか?
4 喘息はなぜ早く診断して治療したほうがよいのか?─喘息の経過

第2章 喘息の検査とは?─検査の手法とそのコツ
5 呼吸機能検査のコツと注意点─画像所見と対比して考える際のコツは?
6 アレルゲンの特定検査とは?

第3章 喘息の診断はどうする?─喘息に合併してくる病気と似ている病気
【喘息に合併してくる病気】
7 NSAIDs過敏喘息(アスピリン喘息)の診療のコツは? 
8 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症って? 
9 アレルギー性肉芽腫性血管炎って?
10 過換気症候群って? 
11 慢性閉塞性肺疾患って?(喘息と重なる病態について)
【喘息と紛らわしい感染症】
12 百日咳と喘息をどう鑑別し対応するか?
13 マイコブラズマ,クラミドフィラ感染症と喘息をどう鑑別し対応するか? 
【喘息と紛らわしい病態】
14 気管支結核と喘息をどう鑑別し対応するか?
15 気管支拡張症と喘息をどう鑑別し対応するか? 
16 再発性多発性軟骨炎と喘息をどう鑑別し対応するか?
17 心臓喘息と気管支喘息をどう鑑別し対応するか?
18 緊張性気胸と喘息をどう鑑別し対応するか?
19 気管腫瘍による気道狭窄と喘息をどう鑑別し対応するか?
20 胃食道逆流症に伴う慢性咳嗽をどう鑑別し対応するか?
21 薬物による咳と喘息をどう鑑別し対応するか?
22 心因性咳嗽と喘息をどう鑑別し対応するか?
23 声帯機能不全と喘息をどう鑑別し対応するか?

第4章 喘息の薬物療法にはどのようなものがある?─長期管理薬と発作治療薬
24 吸入ステロイド薬の使い方とそのコツは?
25 β刺激薬の使い方とそのコツは?
26 抗コリン薬の使い方とそのコツは?
27 キサンチン系薬の使い方とそのコツは?
28 ロイコトリエン受容体拮抗薬の使い方とそのコツは?

第5章 喘息の管理はどうする?─患者さんのよりよい生活のために日常生活で気をつけること
29 ピークフローメーターと喘息日誌の使い方は?
30 アレルゲンを回避するには?
31 ストレスと喘息の関係は?喘息の診療のコツは?

診療お役立ちコラム─1 どこから喘息?
診療お役立ちコラム─2 喘息の気道炎症と日本人の業績
診療お役立ちコラム─3 咳と聴診
診療お役立ちコラム─4 「大丈夫です」,は大丈夫?
診療お役立ちコラム─5 喘息と風邪薬
診療お役立ちコラム─6 ロンカイとウイーズ
診療お役立ちコラム─7 クラフォード賞って?

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序文

巻頭言
「いきなり名医!」という大胆なネーミングのシリーズで、タイトルも「その咳と喘鳴、本当に喘息ですか?」と挑戦的な本書の編集を引き受けたものの、このような本で勉強しようという先生方はすでに「名医」と評価されている臨床家が多いのではないか、どんな本をつくればよいのだろうかとしばし悩みました。そして最終的に、「臨床の場ですぐ使える情報を読みやすい形で提供する」ことを心がけ、編集することを目標にしました。
咳が続いていて「気管支炎かな?咳喘息かな?」と思って診療しているうちに数カ月が経過し、他院で「えっ?!」というような原因がわかった、という苦い経験をされた方も多いと思います。私自身も思いがけぬ結果で茫然としたことが何度もあります。咳嗽、喘鳴の原因は多様です。感染症、腫瘍から様々な原因による気道炎症、さらには心因の関与まであります。
本書の執筆者は、喘息とその周辺の多彩な病態や診療において、特に臨床経験の豊富な先生方ばかりで、一読すれば筆者の経験と知識のみでなく、見識、意気込みもお楽しみ頂けます。一見淡々と書かれている文章も気をつけて読んでみると、正確に情報を伝えるべく細心の注意が払われています。臨床の場の熱気をそのまま伝えてくれる記載もあります。さらに、いろいろな語り口がうまく混じりあって通読しやすい仕上がりになりました。
また全体を読んでみると、喘息の周辺疾患をよく知ることによって喘息という疾患が浮き彫りにされることもわかりました。咳嗽、喘鳴の鑑別ばかりでなく、今日の喘息診療をよく示す一冊となって、読者の先生方が「いきなり名医」に近づける本に仕上がったのではないかと思います。この本がよりよい診療をするための助けとなり、ひいては患者さんたちの幸福に繋がることを願って止みません。
最後になりましたが、熱のこもった原稿をお寄せ下さった執筆者の先生方のご協力があってこそ、この挑戦に成功したと信じています。衷心よりお礼申し上げます。

2010年10月
近畿大学医学部堺病院総合内科教授 長坂行雄

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